エスプレッソメーカー マキネッタを買った。

料理

マキネッタと言うエスプレッソコーヒーを作る為のポットを買ってみました。
いままで、この器具は観た事は有ったのですが使った事が無くエスプレッソが作れるとは知らなくて、アウトドア用のコーヒー器具だろう位しか思って無かったので余り興味が無かったのですがAmazonの広告で出ていたので、そう言えばどんな器具だったっけ?とみてみて、エスプレッソが作れると知り購入してみました。

仕組みとしては、サイフォンと同じで下の部分に水またはお湯を入れて、沸騰させると水が蒸気となり中の気圧が上がって、お湯が中央のコーヒー豆を詰め込んだフィルター部分通過し上部のポット部分にコーヒーが溜まる仕組みです。

サイフォンと違うのはサイフォンは浸漬式で紅茶の様にお湯の中に挽いた豆を浸す感じで、エスプレッソは透過式でよくあるペーパーフィルターの抽出と同じですが、エスプレッソは詰め込んだコーヒー豆が入ったフィルターに気圧膨張で強制的に抽出した濃いめコーヒーで量も普通のコーヒーと比較すると同じ豆量に対して1/2~1/3位の水で抽出するコーヒーで通常1杯150ml位の豆量で40~100ml位で抽出するので濃いめの味になります。

エスプレッソは抽出方法なので、豆の種類や浅炒り深炒りかは関係無いですが中炒りから深煎りの豆が使われることが多いです。

購入理由としては、以前はエスプレッソをコーヒーメーカーで作っていたのですが壊れて作れなくなっていたので、購入してみました。

マキネッタと言う器具には直火の物が多いのですが、一応、IH対応の物もあります。
今回、購入したのはIH非対応でしたが、器具のデザインが気に入りこちらを選んだのですが、私の家には未だIHだけで卓上コンロが無いので同時に小型の電気コンロも購入しました。

IH非対応でも加熱できる物もあるらしいのですがIHの方が器具を感知しないと加熱してくれない場合もあるので電気コンロも購入したのですが、独り鍋なども加熱出来て便利だと思います。

私はそれ程、コーヒーに詳しいわけでは無いのですが、コーヒーの味に重要なのは、煎り方、抽出方法、豆の種類、挽き方、淹れる技量の順に大事だと思っています。
コーヒーに詳しい方だと誰が淹れたコーヒーなのかまで分かるそうです。

煎り方は、浅炒りとか深煎りとかですね。
浅炒りだとコーヒー豆の甘みや香りが残り易く、深煎りだと苦みとコクが出易いと思います。
また、煎りたてより、3日から数週間経った物の方が煎った時の余分な二酸化炭素が抜けて角が取れた味になり美味しいと言われています。
逆に煎ってから日が立ち過ぎても美味しく無くなると言われていて、ペーパードリップ等でコーヒーを点てる時も新鮮な方が豆の二酸化炭素が膨張して豆が膨らみ易く、古いと抜け切っていて膨らまないので購入して来た豆が煎られてから新鮮かどうか分かると思います。
意外とスタバ等のカフェよりも業務スーパーの安い豆の方が新鮮だったりします。
一番良いのは個人店で日々の販売量を考慮に入れて煎っているお店が新鮮だと思います。

抽出方法は、ペーパードリップとかサイフォンとかプレス、エスプレッソなどです。
基本的には浸漬式か透過式やフィルターが紙や布か金属製なのか等で結構味が変わったりします。
浸漬式だと濃いめな味になるのと、紙や布フィルターだと油分や雑味を吸着するのでスッキリした味になります。
なので、紙と透過式のペーパードリップだと、あっさりスッキリの味になり、金属と浸漬式のプレスだと重めで香りの強い味になります。
エスプレッソの場合は透過式と金属フィルターですが、少ない水量での強制抽出なので、濃い目で香りが強い味になります。
一番、スッキリアッサリしている抽出方法としてはダッチコーヒーだと思います。
上のガラス容器に水を入れて設置し点滴の様に数滴ずつコーヒー豆に垂らし数時間から12時間程かけて抽出する水出しなのでカフェインやタンニンが出にくく苦みや渋みが少ないコーヒーになります。
比較的、近くにこのコーヒーを出している喫茶店が有ったのですが数年前に潰れてしまったので残念です。

豆の種類は好みなので何が良いかどうかは人それぞれだと思いますが、お高い豆だから美味しいと言う訳では無く、比較的、高めのブルーマウンテンNO.1(100g 1500円位)も販売店では色々、高い理由を付けていますが、殆ど日本でしか飲まれていません、産地のジャマイカからの輸出量が日本だけで80%ですが美味しいと言われているのは、日本でコーヒーが飲まれだした時代に他のコーヒーの品質が悪く不味くブルーマウンテンがマシなだけだった言われています。
とは言え、ブルーマウンテンの味はバランスが良いのでブレンドする時に便利と言うのもあると思いますが、逆に言えば単体の場合、バランスが取れ過ぎていて特徴が無いので余り面白みのないコーヒーと言えると思います。
コーヒー豆の値段は安すぎる物以外は希少性でしかないので、値段に囚われず好きな物を選んだ方が良いと思います。

そして、今回買ったエスプレッソ器具のマキネッタですが、アルミの削り出し加工の様なので丈夫そうなのと接続パーツが少なく厚みがあるので程よく重みがあって上部のサーバー部分にコーヒーが溜まっても倒れにくいと思います。

マキネッタと言うエスプレッソ器具を買う時の注意点としては、この器具は大は小を兼ねません。
今回、購入したのはエスプレッソ3杯分の150mlで他にも別メーカーでは1カップ(50ml)から18カップ(900ml)までありますが、18カップ用では3杯分だけを作ろうと思っても作る事が出来ません。

厳密には作る事自体は可能なのですがフィルターに入れる豆が少な過ぎてスカスカになりお湯が通過する時に素通り状態になってしまい、エスプレッソの味にはなりません。
18杯分の器具なら18杯分の豆(117g~126g)が必要になって来るので飲む量や飲む人数に合わせてサイズを選んだ方が良いと思います。

私の場合は一人で飲むのとエスプレッソはマグカップ量で飲む様な物でも無いのでコーヒーカップ1杯分の3カップ用を選びました。

また、マキネッタの他にブリッカと言う形が似た様なエスプレッソ器具も有るのですが、こちらはマキネッタよりも多めの豆量を使用し特殊弁が付いていてより高気圧で抽出する物で本格的なエスプレッソを作るのならこちらの方が良いのですが、少しお高めなのと種類(デザイン)が少ないです。

取り合えずは前に業務スーパーで買ったモカブレンドか何かの豆で淹れてみました。
通常は超細挽きか細挽きくらいでエスプレッソを作るのですが、ペーパー様に買った物なので中目挽きで作ってみたのですが、十分にガツンとしたしっかりとした濃いコーヒーの味が出ていて美味しいです。
コーヒーの苦味が苦手で無いのなら定期的に飲みたくなると思います。
苦味が苦手な方は、カフェラテにするのも良いと思います。
カフェオレ、カフェラテ、カプチーノと似ていますが、それぞれ微妙に違うものです。

カフェオレは通常のコーヒーと牛乳を1:1で割ったもので、カフェラテはエスプレッソと温め泡立てた牛乳で割った物、カプチーノはエスプレッソとより泡立ての多い牛乳で割った物でマイルドさで言えば、カフェオレが一番マイルド、カフェラテが苦味が有りつつも牛乳の甘みを加えた物、カプチーノはコーヒーの味を残したビターな味になります。



マキネッタ分量の目安

2カップ100㏄12~15g
3カップ150cc19~21g
4カップ200cc25~28g
6カップ300cc39~42g
ブリッカ80cc20g
コーヒーメジャー1杯:10~12g

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