1996年公開 邦画 人間ドラマ
【AmazonPrime video あらすじ】
「むかしむかし、“円”が世界で一番強かった頃、いつかのゴールドラッシュのようなその街を、移民たちは“円都(イェンタウン)”と呼んだ。でも日本人はこの名前を忌み嫌い、逆に移民たちを“円盗(イェンタウン)”と呼んで蔑んだ。ここは円の都、イェンタウン。円で夢が叶う、夢の都。・・・そしてこれは、円を掘りにイェンタウンにやって来た、イェンタウンたちの物語り。(C)SWALLOWTAIL PRODUCTION COMMITTEE」
感想
今、日本でも問題になっている不法入国者に視点を当てて移民側の目線から描いた映画です。
1996年公開で結構古い映画ですが豪華な日本人キャストで中国語の発音はわからないですが、片言の日本語と言う難しいセリフや演技も感情移入しやすいと思います。
題名のスワロウテイルはアゲハ蝶の事で、名前も国籍も帰る場所もない移民2世の少女を中心に小規模の移民たちの夢・金を追うために日々生活してるなか、娼婦のグリコ、車修理や便利屋を営むフェイホン、簡素な野外パブを営むランなどの面々、とある事件をきっかけに移民たちの運命が変わっていく、と言う物語。
邦画で日本人キャストながら移民たちの視点なので、中国語が多く字幕も多めですが、テンポよく物語が進むので、飽きずにどんどん見入ってしまいます。
土地が狭く人が溢れている日本での移民は労働単価を下げる要因の一つとなるので、好ましく思われない事が多いですが、物語が進むにつれて彼らなりの苦労やそうせざるを得ない状況等もくみ取れてきていくので感情移入していくと思います。
本来は存在していないはずの不法滞在者でもあるので、人の死もそれ程遠くない環境や軽いアンダーグラウンドな部分も描かれていて事件をきっかけに、成功を掴みかけたり崩壊したりなど、特に何かが改善したりする物でもないですが、テンポが良い割に淡々と進み、ちょっとしたことで全てが無に帰りそうな雰囲気で何気ない場面でも、ある種の緊張感がありそこまで派手なシーンがあるわけでもないのに、はらはらとさせてくれます。
そして、正しい行いが必ずしも正しいとは限らないと思わせてくれる映画となっています。







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